物流業界に対するタブレットPCを使ったソリューションの提案事例
タブレットPCを使ったソリューションの提案事例
月刊自動認識2011年6月号
月刊自動認識2011年6月号
当社はタブレットPCと小型ハンディーリーダーの組合せを中心にしたソリューション提案を昨年から積極的に行ってきた。 その中から今回は物流業界に対する提案事例を集めてみた。
御用聞きモデル |
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高齢化社会の進行とともに、いわゆる「買物弱者」という言葉に象徴されるようなお年寄りの存在がクローズアップされている。かつての御用聞きを復活させ、買物弱者の手助けを行うとともに、商店街の活性化も目指すモデル。 |
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図1 御用聞きモデル |
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配送管理モデル |
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本格的な配送管理システムを持たない中小の配送事業者、製造業の配送部門対する提案例。中小の輸送業者であっても、どの荷物をいつどのトラックが積み出し、いつ積下ろしたか? また、トラックは今どこを走っているのか? |
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図2 配送管理モデル |
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小規模・多店舗販売店向けモデル |
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小規模な店舗を多店舗に展開する業態向けサービス。このような業態では、各店舗の情報がリアルタイムに吸い上げられるシステムはあまり普及しておらず、集計に時間がかかる例が多い。タブレットPCとハンディリーダの組合せで、簡単かつ安価なシステムを導入し、各店舗の情報がリアルタイムに本部に入り、経営に資するモデル。 |
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図3 小規模・多店舗販売モデル |
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タクシー運行配車管理モデル |
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タクシー無線は電波の有効利用を促進するため、2016年5月31日までに現行のアナログからデジタル方式へ完全移行することが決定している。大手タクシー会社はデジタル移行が進んでいるが、中小のタクシー会社には負担が大きくなる場合がある。タブレットPCとシステムのASP化によりコストダウンを行い、中小向けに導入のハードルを下げたシステムの提案のモデル。 |
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図4 タクシー運行配車管理モデル |
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国際引越し 反復資材活用モデル |
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国際引越し際に多数必要となる反復資材を効率よく管理することで、コストダウンを実現するモデル。
反復資材に貼ってあるRFタグを、各拠点のリーダが読取り、どの国から出庫し、どの国へ入庫したかをタブレットPC経由、インターネットで情報を全社的に共有する。
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図5 国際引越し 反復資材活用モデル |
おわりに:今後の展望
携帯電話販売に占めるスマートフォンの比率が5割を超えたとの報道がなされた。スマートフォン、タブレットPCの勢いは止まらない。やがてソリューション分野にも普及するのは時間の問題と思われる。私どもハヤト・インフォメーションはこれまでハンディ・ターミナルを使ったバーコードやRFタグのソリューションを提供してきた。今回はバーコードの事例が多かったが、今後はスマートフォン・タブレットPCとRFIDリーダとの組合わせ提案を増やして行きたいと考える。