RFIDパッケージ・NFCアプリの導入事例を紹介します。

製品情報

エイリアンリーダ事例(ペンディック自治体)
車両追跡事例

車両追跡用ゲート
自動で車両を認識するゲート

特にたくさんの車を保有する政府機関にとって混雑した駐車場の運営管理は重要な課題となっています。 その駐車場は柵で覆い、管理された出入口によってセキュアにしなくてはいけません。 それには、ドライバーが簡単に入出庫できて、正確な車の追跡ができる自動のモニタリングシステムが不可欠でした。

チャレンジ

トルコ・ペンディックの地図
ペンディック(トルコ)

ペンディック(トルコ、イスタンブール)自治体は保有する1000台の車両の為の駐車場で非常に多くの車の出入りを管理しています。 駐車場は互いに遠い4つの出入口を備えています。 車は、一日に各4、5回ほど駐車場を出入りをします。 ペンディック自治体は4つの出入口それぞれに駐車場係員を雇うのを望みませんでした。 けれども出入り口を一つにしてゲートを混雑させる選択もありませんでした。

自治体当局は、駐車場の門のいくつかが高速道路に危険な程近くなってから、ドライバーがゲートを開けるためにボタンを押す操作によってそのドライバーの気を散らしたくはありませんでした。 彼らは、駐車場への入出庫を簡便化してドライバーにより安心感を与える完全な自動ソリューションを望んでいました。

自治体はそれらの問題を解決する為に、トルコに本拠地を置くSTSテクノロジーというRFIDソリューションプロバイダに目を向けました。

STS社は、UHF(866MHz)RFID EPC準拠ソリューションを含むエイリアンテクノロジー社の製品を国内の至る所に導入していました。 STS社は小売産業、繊維産業、工場、交通、運輸を含む様々な産業の顧客に対してRFIDソリューションとサービスを供給しています。

「自治体が直面している問題を聞いた時、我々はRFIDが最も良いソリューションになると確信しました。」
と、STSテクノロジーテクノパークディレクタ ー、Levent Yalcinkaya氏が言っています。

ソリューション

エイリアンリーダ
エイリアンリーダ

STS社はエイリアンテクノロジーのRFIDソリューションを薦め、 自治体の駐車場と保有車両の為の完璧なRFID自動車追跡ソリューションを開発しました。

それぞれのゲートにはエイリアン社製リーダALR-8800と円偏波アンテナが装備された出入口の門があります。

それぞれの車は、フロントガラスの内側に”エイリアンMタグ”を付けます。 ”エイリアンMタグ”はプラスティックに適した高性能タグです。

そのタグは、ペンディック自治体のロゴの入ったステッカーに封入されました。

「私たちはエイリアン製品でとても幸せです。」
Yalcinkaya氏が言いました。
「リーダはたくさんのオプションを持ち、いくつかのパラメーターを単純に変更してリーダーの動きを変更する事が出来ます。 それは、ほぼ全てのケースのプロジェクトに合わせることが出来ます。 そしてタグの性能は完璧です。」

STSは、自治体の管理者が自動車の動きを記録出来るように、エイリアンのAPIをベースにソフトウエア開発をしました。

「そのシステムは一日に約4000もの処理をデータベースに記録します。」
と、Yalcinkaya氏が説明。

いくつかのゲートにおいて、STSは、入口と出口に一つのリーダを装備しました。

※他のゲートでは、二つの分かれたリーダを使用しトータルで台のトラフィックをモニターするエイリアンリーダをそれぞれのリーダはおおよそ4、5メーター離れた場所から車を確認できます。

結果

STSの自治体の為のRFIDソリューションは、全車両をモニタリングするという挑戦に打ち勝つ事が出来ました。
「その自治体は、以前、警備員又はドライバーがボタンを押すことにより、駐車場のバリアを開けなければならなかった。 そして管理人は、車の動きを手動で記録していた。」
と、Yalcinkaya氏が言う。

「RFIDにより、人手を掛けず自動でデータを集める。 その自治体は、そのITシステムからレポートを得る、そしてそれは従業員の車と駐車場の状態を簡単に追跡出来る。」
と、彼は説明する。

そして、ドライバーは煩雑な操作なしでゲートを開き、車を運転するだけです。

Yalcinkayaは、そのプロジェクトの成功のカギは、STSが初めの実験室でのテストと現場でのテストを継続的に行った事にある。
「リアルな状況でのハードウエアとソフトウエアのテストはとても重要である。」
と、彼は言う。

STSは、それらの展開の間に広範囲の文書も作成する。
「私たちは、プロジェクトで何が起こったかを記録する。 その情報は、RFIDの展開と将来の導入にとても価値が出てきます。」

STSはトルコ市場において、トラッキングソリューションの為のRFIDは採用され続け、それはビジネスの方法を変えていくと予想しています。

「RFIDでデータを貯める事と、人出を介入しない事は、多くのビジネス分野を変えていくでしょう。」
と、Yalcinkaya氏が言う。

「古い駐車場管理方法と車両のトラッキング操作は、近い将来に過去のものとなるでしょう。」

利点と次のステップ

エイリアンは、トルコにおいて最初のRFID納入者です。
そしてSTSによるとペンディック自治体のプロジェクトは、その国で最初に発表されたUHF RFIDプロジェクトとなります。

ペンディックとSTSは、EPCグローバルからの認可を持っているかが重要であると言っています。
エイリアンは、このプロジェクトが始まった当時、トルコにおいて唯一、有効なRFID供給者の認可を得ていると、Yalcinkaya氏が言っています。
そして、私たちは、エイリアン社のサポートがこれから起こる全ての問題に対応できる事を私は知っています。

ペンディック自治体職員は、RFID導入の成功を喜んでいます。
「私たちはエイリアン社のRFIDタグとリーダのソリューションが、テストした他のソリューションに比べて 優秀であることを信じています。」
と、Omer Elci氏(ペンディック自治体のトランスポーテーションマネージャ)が述べています。

「私たちはSTSが準備したRFIDのハードウエア・ソフトウエアの統合ソリューションの能力が私たちのニーズに沿っている事にとても気に入っています。 」
と、Elci氏が付け加えます。

プロジェクトの第2段階として、STSはペンディック自治体と自治体の所有するガソリンスタンドにおいて車両とその各ドライバーを追跡するシステムを準備しています。

その装置の為にそれぞれのガソリンスタンドに読み取り場所を設置して、各ドライバーはRFIDカードを持つことになります。
そのリーダはドライバーが持つRFIDカードの情報と一緒に各車両のRFIDタグの情報を記録するようになります。

STSとペンディック自治体は、2007年10月このプロジェクトの段階を広げると発表しました。