RFIDパッケージ・NFCアプリの導入事例を紹介します。

製品情報

自動認識技術に関して注目を集める技術やビジネスモデルを持つ企業のキーマンに話を伺うコーナー
自動認識フロンティア・株式会社ハヤト・インフォメーション

月刊自動認識2011年4月号

技術開発グループ 佐野マネージャ
技術開発グループ
佐野マネージャ
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「自動認識フロンティア」は、自動認識技術に関して注目を集める技術やビジネスモデルを持つ企業のキーマンにお話しをうかがい、特色ある技術・ビジネスを紹介します。
今回は株式会社ハヤト・インフォメーション技術開発部マネージャーの佐野誠一様に、同社のこれまでの取り組みと豊富なソリューションの中から注目のソリューションなどについてご紹介いただきます。

1.どのような会社ですか?

当社は 1983 年に設立、業務ソフトウェアの受託開発を行って参りました。
製造業、金融業に特化した開発を長年にわたり行い、そのノウハウを生かした戦略としてパッケージソフトウェアの開発・販売を目指しました。
RFID は 2003 年から取り組んでおり、当初は在庫管理へ適用し従来より簡単、正確に管理できる進化した在庫管理の実現を目標に取り組みました。
その後 RFID の進化とともに取扱うハードウェアも増え、現在では数多くの協業パートナーとともに活動を行い、さまざまな業界からのお声がけをいただけるようになりました。

2.どのような製品がありますか?

最初に販売したのが在庫管理パッケージの「MANICA (マニカ)」です。 その後 MANICA の機能限定バージョンの「MANICA Lite」、よりお手軽に RFID を導入可能な「MANICA EXCEL TOOL」とリリースを行ってきました。
特に MANICA EXCEL TOOL は EXCEL と RFID のリーダを簡単に接続できるパッケージで扱いやすく、導入しやすいと好評いただいております。
その後さらにラインナップが増え、MANICA(マニカ)シリーズとして現在では12種類。 その中でも最近注目のパッケージをご紹介いたします。

簡単導入 MANICA セキュリティロッカー

MANICA セキュリティーロッカーは RFID を使った重要書類・備品持出/返却管理システムです。 UHF 帯の Alien Technology 製リーダ(ALR-9900+JP3)を使用する ことで大幅なコストダウンに成功。 導入も簡単、その日からすぐ使えます。 手順はまったくシンプル。 認証用ICカードをかざし、必要な書類・備品を取り、扉を閉めます。 するとスキャンが走り、持出/返却を記録。 常時棚卸しが行われ、「だれが」「どの書類・備品を」「いつ」持出し/返却したのかを、完全に自動で管理。 増え続ける重要書類・備品の管理を RFID の技術が劇的に改善します。

セキュリティロッカー
MANICA セキュリティロッカー

スムーズな貸出管理 MANICA タッチレンタル

MANICA タッチレンタルは、タッチパネルPCと Alien Technology 製リーダ(ALR-9900+JP3)を組み込んだミニゲートのパッケージシステム。 タッチパネルで、簡単に貸出し/返却の操作が可能。 ミニゲートに貸出備品や書類をセットして、画面をタッチするだけ。 PCとマウス等の付属品をバックに収納してレンタルしている大学の例では、バックを開けて中を確かめることなく、ミニゲートにセットするだけで付属品に欠品ある/ないを確認しています。 大量の貸出備品や書類管理を、少人数で簡単かつ確実に行うことができます。

タッチレンタル
MANICA タッチレンタル

すぐ使える貸出管理 MANICA レンタルPad
MANICA レンタルPad は Panasonic製の業務用端末 BizPad を使用した貸出管理のパッケージです。 貸出管理のソフトウェアが組込んであり、購入後そのままご利用いただけます。 BizPad 搭載のバーコードリーダ、RFID リーダ、または Bluetooth 接続のバーコードリーダを使用することで簡単に貸出管理を行うことができます。 データのエクスポート/インポート機能を使うことで、データをPC管理することも可能です。 MANICAレンタルパッド
MANICA レンタルPad

簡単温度管理 MANICA サーモログ
MANICA サーモログは、温度センサー付き RFタグの PowerTMP を使用するためのソフトウェアです。 NEC製のマルチリーダライタを利用して設定の書込みや温度ログの取得を行います。 PowerTMP を使用すれば、配送品の温度管理などが簡単に実施できます。 PowerTMP 10 枚と NECマルチリーダライタ 1 台が付属して \98,000 と非常にお求めやすいパッケージです。 MANICAサーモログ
MANICA サーモログ

スマートフォンを活用 InfoBridge
携帯端末を使いネットワーク環境がない場所でRFID ・バーコードリーダのデータをサーバへ送る、それが InfoBridge の出発点でした。その後、携帯端末の進 化は著しく、今はまさにスマートフォン、タブレット PCの全盛期です。
「スマートフォン、タブレットPC+ RFID・バーコードリーダ」の組み合わせで、私たちはさまざまなソリューションの提案をしています。 受発注管理、入出庫在庫管理、生産工程管理、電子カタログ どなど、用途も広がっており、限界が見えません。  InfoBridge も進化を続けます。
infobrdge
InfoBridge

3.今後の展開は?

RFID の普及により、私たちの社会はますます便利になっていきます。 しかし「便利」はやがて「普通」 となります。 例えばコンビニで現金を引き出す時、そのバックグラウンドで動いているシステムを想像して「すごい!」と感じる人はいません。 そのように革新的な技術も普及すれば、あたり前となるのです。 私たちの社会にとって、技術とはまさしく空気のよ うなものです。 必要不可欠ですが意識せずに活用しています。
ハヤト・インフォメーションもそうした空気のようなソリューションを数多く提供し、RFID 技術で社会を縁の下で支える企業のひとつでありたいと願っています。