RFIDパッケージ・NFCアプリの導入事例を紹介します。

製品情報

エイリアンリーダ事例(Innovative Control Systems 社)
自動洗車機事例


RFID認証で洗車を開始

ガソリンスタンドやカーディーラー店では、競合する量販店との価格競争に直面しており、常より増収と労働者への依存を減らすことを迫られています。 通年して利用する常得意客を、手ごろなサービスで惹きつけるべく、洗車は更なる迅速化を求められています。

チャレンジ

革新的な洗車事業者 は 常にサービス向上に通じる新しい合理化方法に目を光らせています。 洗車事業者の多くが、自動支払機にドライブスルー型やセルフ型などの全自動洗車機を導入して、労働集約型の事業における収益増加を図っています。 また、殆どが水のリサイクルを図り、コストを削減しつつ、環境面にも配慮するようにしています。

そうした手法の中でも、最も新しい革新的な手法の1つは、無人のフルサービス顧客車両追跡です。 セルフ型やドライブスルー型の自動洗車機を使用したとき、自動車両追跡は、顧客が洗車終了するまでの時間を合理化し、顧客満足度を改善できます。 また、洗車機に必要な接客の為の従業員を省くことで、労働コストと支出をカットします。

Innovative Control Systems社 (以下、ICS社) は、洗車機メーカーと、北米の顧客を網羅する、主要な全自動RFID車両追跡ソリューション・サービスと協力しました。

「サービスの速さは、私達のビジネスにおいて重要です」
と、ICS社のCIO(最高情報責任者)、Mike Ruiz氏は語る。

「RFIDタグは便利だ。AutoSentryの eXP express 支払いシステムは 車両のタグを自動的に読み取って動作する。顧客はクレジットカードや現金払いを気にする必要は無い。 サービス加入者なら、車がRFIDタグによって特定されると、自動的にゲートが上がり、車を洗う事が出来る」

ソリューション

ICS社の自動スタンドは、統合されたRFIDリーダーを持っており、フロントガラスの内側に取り付けられたRFIDタグを認識できます。 システムは自動的に車がサービスを受ける権利があるかどうかを知ることが出来、プログラムが洗車場入り口で、洗車設備を使用する許可を行います。

ICS社の全自動顧客追跡システムは、洗車サービスによって自動的に集められた企業や政府所有の自動車群と個々の顧客の自動追跡情報、請求顧客情報によって、収益増加を見込むことが出来ます。 事業者は メンバーズクラブや、値引きした前払い商品を提供することにより、天候に依存しない、より安定した収入を見込むことが出来ます。 同様に、車両追跡を利用する事で、洗車事業者はリピーターとなるお得意様を誘引することが出来ます。 また、洗車事業者は前払い商品より高い利益率の上位商品を提供するクラブ顧客を作ることも出来ます。

ICS社のユーザーはフロントガラスに貼られた、耐水ラベル内のタグで識別されます。 RFIDタグとラベルは、RCD Technology社とAlien Technology社のHiggsチップで製造されています。 タグは日光と窓掃除クリーナーに対する保護のためにコーティングされています。 タグには、盗難防止の為、RCDSecureタグデザインを施しており、取り外すと壊れて使えなくなります。

「盗難防止対策は、このソリューション実現の為には非常に重要でした」
と、RFIDを専門とするコンサルティング会社である RCD Technology社の販売・マーケティング担当、副社長、Peter Kuzma氏は語る。
「RFIDラベルが、事業者と顧客との契約を表すので、契約は乗り物から乗り物を移転可能とすべきではありません。 誰かがRFIDラベルを取り除こうとすれば、RFIDのチップとアンテナは自壊します」
「Alien社のHiggsチップは、エネルギー効率において論理的な選択であり、タグの小ささと読み取り距離の効率において、同クラスで最高の性能を持っている。」
と、Kuzma氏は指摘した。

また、ICSはAlien Technology社のALR-9800リーダーを採用しており、これは高い価格性能比とGen2 (Serial RapidIO 第2世代規格) サポートを実現している。
「我々がフロントガラスの内側に貼られたタグを読み取ることが出来る新技術を必要としていた時、Alien社のGen2対応リーダーが、丁度発売されました」
と、Ruiz氏は語る。
ALR-9800は、優れた能力と最も高い読取精度が要求される企業用途に適した性能を提供します。

結果

Ruiz氏は、2005年にRFIDによる自動車両追跡を調査しました。しかし、ナンバープレートの認識率についての懸念から、彼は、OCR(光学文字認識)を初期選択する事となりました。
2006年、OCR(光学文字認識) の精度に満足できなかったルイス氏は、再度RFIDを検討します。
「私たちは、たった一年で技術がどれほど向上したか、驚きました」
と、彼は語る。

ICS社は、北米5箇所にRFIDベースのAutoSentry eXPシステムを配備しました。 各自動洗車機毎に、数100人の顧客がシステムを利用していました。 すると、洗車事業者は収支の増加を確認しました、同時に顧客の反応も良好でした。
「車にタグかついている顧客のいくらかは、再度利用します」
と、Ruiz氏は語る。

ICS社が、1日24時間、1年365日顧客サポートを提供するので、運用と維持費の低価格さは収益性に重要です。 ICS社は、洗車場におけるAutoSentryシステムを置くために理想的リーダーの配置を開発した。 ICS技術者は、各洗車場の環境に応じて、Alien社製リーダーに接続するカスタムアプリケーションを使用することでリーダー設定についてさらに微調整できます。 また、ICS社は、アンテナの設置で読み取り精度を最大化するために、Alien社製ゲートウェイソフトウェアを使用します。

次のステップ

Ruiz氏は、Alien社 RFID Academy 訓練プログラムをべた褒めしています。 RFID技術とAlien社製リーダーに関して学ぶために、手段になりました、と彼は言います。
「実務講習は素晴らしかったです。 それは、RFIDに関する偏見を打ち砕き、どう業務に生かすべきかを確かなものとする助けになりました。」
と、Ruiz氏は語る。

全国300以上の洗車事業者が、全自動フルサービス顧客車両追跡システムを導入し、会社自体の回転のギアが上がっています。 Ruiz氏は、RFIDによる生産性向上を検討している他の業種にもこうアドバイスしています。
「技術について、自習し、学んでください。あなたは足掛りをひとつ得て、自身の業務に応用できるでしょう。そしてあなたは何を働かせ、何を働かせなくて良いか、知るでしょう。」



洗車事業者は、自動化について強い積極的な反応を示しています。
full-service vehicle tracking
なぜなら、フルサービス顧客車両追跡システム は、顧客の洗車スピードと一緒に経営効率を向上させているからです。
Innovative Control Systems 社 CEO Mike Ruiz